韓国映画『さまよう刃』(字幕版)あらすじとネタバレ
2時間2分 2014年 PG12
監督 イ・ジョンホ
出演 チョン・ジェヨン, イ・ソンミン, ソ・ジュニョン
ジャンル サスペンス
✔ 犯人を追う父親の執念がすさまじい。演技力が神
✔ それを止めたい刑事の演技もめっちゃうまい
✔ 犯人は考えの浅い高校生。考えてない感じの演技がほんとにうまい…っていうか、誰もかれもがうまい。
✔ 若い刑事は嵐の二宮くんに似てる(笑)
✔ 原作は東野圭吾
✔ ちなみに犯人は始まって1/4の段階ですぐわかる
韓国映画『さまよう刃』ざっくりあらすじ
母親を癌でなくし、父と娘ふたり暮らし。
その娘が、帰宅途中に誰かに拉致され、廃墟で薬を飲まされレイプされ薬物中毒で殺される。
茫然とする父親。犯人を必ずつかまえると話す刑事。
そんな父親の持つ娘の携帯に誰からかわからないメールが届く。
犯人の名前と住所。犯人の少年の友人が見て見ぬふりした罪悪感から送ったものだった。
[ac-box01 title=”この下はネタバレだよ~”]
そのメールを頼りに共犯の少年の家へ。その家で、娘がレイプされる動画を見てキレる父親。
共犯の少年をボカスカ殴り倒して殺す。
共犯の少年の携帯に、今度は主犯の少年からメールが入り、主犯の少年の居場所がわかる。
主犯の少年が列車で逃げた場所へ、必死で追いかける父親。
主犯の少年が逃げたのは、レイプビデオを売りさばいている違法風俗店だった。
主犯の少年はすでに別の場所に去った後だったが、その風俗店の店主に少年の居場所を聞くため、父親はこれまた刺したり首絞めたりで殺す。
でも主犯の少年の行先はスキー場とわかり、違法風俗店にあったライフル銃を手にしてスキー場に移動する。
犯人の少年の顔も知らないのに、名前だけで追いかけようとする父親。
しかしなんと主犯の少年の顔もわかり、雪深い中追い詰めるし死にそうになるしで…
ラスト、街にいる主犯の少年を警察が保護するため追いかけていると、死にかけの父親がその前に立ちはだかる。
ライフルを持って少年を殺そうとしている父親を見て、周りのやじ馬たちが一斉に携帯でその様子を動画撮影。
父親は主犯の少年にライフル銃を向け…「俺はこんな奴と一緒の世界に生きていたくない!」と叫んで少年を撃とうとするところで、狙撃許可が出た刑事たちに父親は射殺される。
ライフル銃の中は空だった。
追い詰めたけれど、殺さないつもりだったか、弾が入っていないことすら気が付かなかったか…。
死んでも主犯の少年の服をがっしりつかんで離さない父親のうつろな目。
最後は主犯の高校生の裁判。
むなしさでいっぱいになる刑事たち、で終わり。
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韓国映画『さまよう刃』ざっくり感想
これはね。娘を持つ親なら、気持ちを投影して、父親に味方して見てしまうと思います。
刑事たちも、犯人の胸糞高校生を本当はメタメタにしたい父親の気持ちがわかってるんです。
でも捕まえなければならない立場だから父親の復讐を止めようとする。
なんせ、韓国映画は役者の演技がうますぎます。
あと、きっと韓国では有名な俳優なんでしょうけど(その証拠によくいろんな映画やドラマにおんなじ俳優が出てる)、私は全く知らないので、その俳優の人となりを先入観なく見られることが、ストーリーをきちんと楽しめる理由でしょうね。
今回の映画には、韓国刑事ドラマお決まりのジャージャー麺は出てこないのですが、ともかく全員の演技がうまくて切なくハラハラします。
娘を殺された父親の苦しみはわからないけれど、わかるような気がしてしまう。
役者の演技、雪のシーンなど背景も素晴らしくて、これは見るべき映画です。
実は私はこの映画をamazonプライムビデオで2回見てます。
これはわすれっぽい自分によくあるパターンで、見たことを忘れてもう一度見てしまう。
しかもラストもよく覚えていなったけど、途中のシーンだけ見覚えはあるんだよね(笑)。
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