「見えない目撃者」(2019年公開)吉岡里帆、高杉真宙、大倉孝二
これは面白かった!とにかくサスペンスに期待する「ドキドキ感」が全部詰まっている映画。
それでいて、いやらしくなく主人公を応援したくなるのは、素直に主役のふたり、吉岡里帆と高杉真宙がかわいく、かっこいいから!
イケメンを見つつ、脚本もよくて本当に怖い映画を見たいなら絶対おすすめ!
あらすじ
主人公のなつめ(吉岡里帆)は、もともと警察官になる予定で警察学校に通っていた。
しかし、自動車事故を起こし、同乗の弟を死なせ、自分も失明してしまい、警察は依願退職する。
テープ起こしの仕事を自宅でこなし、外出は盲導犬と一緒。という彼女だったが、ある夜、交通事故(接触事故)を目撃。
その事故車両に声をかけたところ、目が見えないために研ぎ澄まされた聴覚によって、車の中から少女の声を聞きつけ、誘拐されるところなのではないかと感じるものの、そのまま車は走り去ってしまう。
ひょっとすると何か事件が起こっているのではないかと感じるなつめ。
彼女が盲人だということで、最初は警察は彼女の訴えを信じようとしないのだが、刑事が、そして接触事故の当事者の少年が彼女の言うことに耳を傾けるようになり…。
恐ろしい事件が暴かれていく。
[ac-box01 title=”ネタバレと感想”]吉岡里帆にも、高杉真宙にもそんなに思い入れがなかったのだけど…。
とにかく目が見えていないという演技がうまい。
どんどん引き込まれてしまう。
そして、高杉真宙がこれまたイケメンすぎる…( ;∀;)
二人は美男美女だし、事件を一緒に解決するわけなので、ひょっとしたら最後、恋人同士になるのではないか、とモヤモヤ考えていたのでしたが、それはなかったw。
そして、とにかくグロい。
ま、単なる造形だなと思って見てはいるものの、切られた耳、鼻、口、手首など、映画館だったら絶対に私は直視できてないしろものばかり。
ぐっちょんぐっちょんのエグさではないけど、かなりグロいことは覚悟してください。
そして、目が見えないことで、なつめは犯人から逃げようとしてもうまく逃げられないし、ああ、そっち行っちゃだめ!!ってことも結構ある。
このイライラ感、ドキドキ感は、サスペンス好きにはたまらない「予定調和」だと思うので、私はとっても満足できました。
「そっち行っちゃダメ!!」
「待ってろって言われたら、ちゃんと待ってないとダメ!!」
とか、本当にいろいろ主人公に言いたくなるけど、最後、主人公が自分より賢く勇気がある女性だったということを気づかされて、スッキリと終われます。
アイドル映画かと思ったら、ちゃんとしたサイコサスペンスでした。
映画館で見たなら、たぶん顔をそむけた場面もたくさんあったと思う。
韓国映画のグロとドキドキ感に負けず劣らず、とてもいいサスペンス映画でした。
脚本も演出もリズムがいいし、おすすめです!![/ac-box01]
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