「闇の伴走者~編集長の条件」…松下奈緒、古田新太、津田寛治

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「闇の伴走者~編集長の条件」(2018年)松下奈緒、古田新太、津田寛治

WOWOW製作作品。社会派ドラマ、刑事ドラマといえばWOWOW製作。

これは絶対見るべき作品!

5話完結のドラマだが、古田新太のひょうひょうとした演技がめちゃくちゃうまい。

古田は主役っぽくないブサメンだけど、本当に漫画編集者だと思ってしまうほど、役になり切っていてびっくりした。

漫画のことは全然詳しくないのに、調査員をしている元警察官の水の(松下奈緒)のシャープな考察、調査も魅力。

そして、お笑い芸人「キングオブコメディ」で、相方の高橋が窃盗で逮捕されたことで、期せずしてピンになり、今は俳優のような活動ばかりの今野浩喜。

今野の演技がまた、めちゃくちゃうまい。

主役もうまいが、脇も全員演技、役作りがうますぎて、5話を一気に見てしまった。

前作からの続きもあるが、実は私は続編だった本作を先に見てしまった。

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闇の伴走者〜編集長の条件 ( wowowドラマ全5話) : 2018年 日本🇯🇵 : あらすじ かつて一世を風靡した伝説の漫画誌編集者が、中堅出版社の漫画雑誌の復興を依頼され、強い意欲を持って編集長に就任した。しかしその直後にビルの屋上から転落死。遺書も不審な点もないことから、警察は早々に「事故」として処理をした。だがその死には、不可解な謎が多く残されていた。あの人なら殺されても仕方がないと言う編集部員や周囲の人々。 「他殺か、自殺か?」――出版関係専門の調査員・優希(松下奈緒)と、偶然にも後釜として編集長に就任した醍醐(古田新太)は、再びコンビを組み、伝説の編集長の死の解明に乗り出す。手がかりは故人が残した作者不明の古い漫画画稿。二人は調査を進め、やがて戦後最大の謎「下山事件」に辿りつく。その背後には、「下山事件」を実にリアルに描写した謎の漫画家の存在が!戦後最大の謎の真相とは?伝説の編集長の死と「下山事件」、そして謎の漫画の関係は?優希と醍醐が行き着いた驚愕の「真実」とは!? : 古田新太×松下奈緒のシリーズ第2弾‼️ 今度は、なんと⁉️あの「ONE PEACE」の 尾田栄一郎が漫画協力していまーす‼️🎉 あの名セリフを出演者が叫びますよん💕 さらに「ドーベルマン刑事」の平松伸二、 「極道めし」の土山しげるにキン肉マンなど 漫画好きならたまらんシーンが満載‼️✨ : 編集長の謎の自殺を調べていくと、 あの戦後最大の謎 「下山事件」に辿り着く凄い話に…😱💦 最後は漫画家、編集者の熱い想いに 胸が熱くなりますよー🎵😭✨✨✨ : 星⭐️⭐️⭐️✨ 84点‼️ : #闇の伴走者編集長の条件 #闇の伴走者 #闇の伴走者醍醐真司の博覧推理ファイル #古田新太 #松下奈緒 #津田寛治 #今野浩喜 #白石隼也 #小宮浩信 ( 三四郎) #八木亜希子 #温水洋一 #野間口徹 #前野朋哉 #真木響子 #森本レオ #平泉成 #田中泯 #リサイクル恵一のこのドラマを喰らえ‼️ #ドラマ好きな人と繋がりたい #リサイクル恵一

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あらすじ

舞台は、中堅出版社のマンガ雑誌編集部。

古田の前任の編集長の転落死亡事件や、昭和の未解決事件・下山事件など、暗くサスペンス色がある事件がドラマのテーマ。

漫画編集部で起きる不可解な事件や怪しげだけど魅力的な登場人物を通して、漫画編集部のマンガに対する熱い思いが繰り広げられる。

ドラマを通じて感じるのは、漫画編集者たちが、いかにいい漫画を世に送り出そうと頑張っているのか、ということ。

おしゃれな編集部が舞台ではなく、泥臭く、小汚い小さな編集部が舞台だが、最初は漫画に興味を失っていた、小さな編集者たちが、古田演じる醍醐編集長の力でどんどん魅力的に変わっていく。

[ac-box01 title=”感想とネタバレ”]まず私は、ともかくWOWOW製作のドラマはものすごく評価してる。

キャストがまず、うまい人しかアサインされない。

俳優陣がしっかりしていて、脇役もベテランをきっちり固めているから、ぐいぐい引き込まれるし、そこにちょっと入るサスペンス要素で、どんどん先が見たくなってしまう。

この作品は、古田の編集長がはまり役だと思った。

漫画が大好きで、漫画のこととなると目の色を変える。

そんな彼とコンビを組む松下奈緒が、シュールでクールなので、暑苦しすぎずバランスがちょうどいい。

そして見て行くうちに、作品にちりばめられた作者の漫画への愛がぐいぐい伝わってきて、こちらもいっぱしの編集者になったような気持ちにさせられる。

WOWOWのいいところは、サスペンスにも深みがあるところ。

今回は、元編集長のビルからの転落事故がメインの事件。

しかし、もうひとつ、昭和の未解決事件として出てくる、国鉄の下山総裁が機関車の通過で轢死体として発見されたという、おどろおどろしい事件。

事故のシーンはどちらも、血がどろどろと言う感じではなく、雰囲気で悲惨な事故が表現されている。

けれども、繰り返し繰り返し出てくる暗い事件に、漫画という明るめのジャンルとの対比も際立っている気がする。

結局、元編集長は、自殺のようにも事故にも感じられるような他殺事件で幕。

犯人は社内の近いところにいた。

編集部から古田は去り、新体制での漫画雑誌編集が再スタートする。

ある意味ハッピーエンドなんだけれど、そこまでの重く、しかし登場人物があっけらかんとして明るい、そのアンバランスさがとっても心地いい。

amazonプライムビデオでも、このレビューは5点満点中4点を超えており、すごく評価が高かった。

契約の編集者の悲哀や、中堅出版社の泥臭い部分など、サラリーマンの格差社会も描かれており、そんな視点でも楽しめるかも。

前作の「闇の伴走者」も見ている最中だが、本当に面白い!!!

[/ac-box01]

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この記事を書いた人

◆アラフィフ主婦のちょこです。◆「特捜最前線」「土曜ワイド」「火サス」の頃からの刑事ドラマ好き。◆近年は韓国ドラマにはまりましたが、ただやっぱりジャンルはミステリーとサスペンス(笑)。◆韓国版「ボイス」「シグナル」、日本ではwowow系、テレ朝、テレ東系が結構好き。◆テレビのチャンネル権がないため、TVerとU-next、アマゾンプライム、Netflixなどのサブスクでドラマをチェックしています。

◆インスタではゆるいアラフィフマンガを描いていますのでぜひ!

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